心室性期外収縮

外来には、不整脈で一番多いのが、心室性期外収縮で、たくさんの方が来院されます。ご本人の主訴は、脈が飛ぶとか、動悸がするということです。これは基本的には心配ありません。

 なぜ期待外れ(期外)と呼ぶかということです。心臓は規則的拍動が一日10万回あります。そして1分間に60回の拍動があるとすると、心臓の収縮が一回あると、次は1秒後に収縮することになります。しかし。その1秒間を待つ前に収縮することが期外収縮と呼ばれています。英語では、premature beatと言います。成熟して収縮する前にビートするということで、英語のほうが病態の表現は正しいです。期待外れより、成熟する前にビートするのはいい表現です。

 一日に1万回の期外収縮があっても問題はありません。何回以上は、心臓によくない効果があるというのは、むつかしい議論です。以前は、何回あっても心配ないといわれていましたが、最近は、2万回以上は、心機能が低下する可能性があるので、治療しましょうとなりますただ、最近不整脈がでてきたというのは、心不全の始まりや狭心症の始まり、その他心臓病が起こるサインかもしれませんから、専門医の受診を勧めます。

 どうしても動悸が気になり治療してほしい方には、投薬しますが、私は2万回以下の方には、私なら薬は、飲みませんといいます。そうすると、ほとんどの方が投薬を希望されません。医師が患者さんの立場で発言するのは、大変重要です。患者さんと同じ症状の医師が、服薬しないということは、患者さんにとっては、きわめて説得力があります。

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