全身状態(general condition)の把握

患者さんを診察する際、大事なことは、問診をしっかりとることですが、次に行う診察で一番大事なことは、全身状態の把握です。実は問診を取る前から全身状態は把握できます。診察室に、入ってこられる状態から、考えるというよりは、感じることができます。英語では general condition とよばれ good, fair, poor の三つに分類します。血圧、脈拍、呼吸数、体温は大事なバイタルサインですが、その上に存在するのが general conditionです。その方の以前のgeneral conditionは、通院されている方なら、記憶されていますから、以前と比べてどうかは重要な病態把握の方法です。また、多くの方の診察をしていると、一般的な方のgeneral conditionも頭に刻み込まれます。General conditionは、その方の経時的な変化と、一般的な人と比べてどうかを考えることは、病態把握にはきわめて重要です。

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